122: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/02/22(木) 04:02

祖父は高野山で小坊主として幼少時代を過ごした、静かで穏やかな人だった。

私は孫の中でも、一緒に住んでいたこともあって良く可愛がってもらっていた。
弟は人見知りが激しく、私と違って登校拒否を起こしたり、病気がちで、
祖父にも私ほど懐いていなかったと思う。

その祖父が亡くなった後、私は順調にキャリアにも家庭にも恵まれ、
幸福な毎日をおくっていたのだが、弟は暫く暗中模索の時期を過ごしていた。


続きを読む !-- 続きを読む下広告 -->