101: 1/9 2009/10/02(金) 19:47:13 ID:ces+OfjuO

暴走族関係の話や暴*的な場面が出てくるので、苦手な方は飛ばしてください。
フェイクいれてます。あと長いです。


私子…19
彼男…19、私子の彼氏
松男…19、彼男の友達
さえ(仮)…17、高校生、松男の彼女
かな(仮)…17、高校生、さえの親友

虎…彼男と松男が入っている暴走族のグループ
狼…虎と敵対するグループ

二年前から付き合っていた彼男は、DQNだが私子には優しくて大好きだった。
私子が20歳になったら結婚しよう。と言われ有頂天!!どんどん彼男に染まっていった私子は
夜の集まりにも参加しだし、見事なDQNへ転がり落ちていった。
今思えば恥ずかしい限りです。

彼男の親友に松男がいた。松男は優しくて顔もかっこよく、男気があるのでモテまくる。
二人とも同じ高校で中退。ホ*かと疑うくらい仲が良くて、同じ虎という暴走族に入っていた。

暴走族と言ってもバイク好きの集まりみたいなもので、比較的穏やかな感じだった。
たまに狼というグループが喧嘩を吹っかけきて、彼男と松男があざつくって帰ってきたりしていた。

前置きはここまでです。







102: 2/9 2009/10/02(金) 19:48:44 ID:ces+OfjuO

私「松男はそんなかっこいいのに彼女いないの?ホ*なの?」
松「いるけど見せたくない。可愛いから見せたくない。」
私「連れて来い。可愛いなら連れて来い。」
そんな感じで次の集まりに松男の彼女が来ることになった。

さえ「さえです。松男君のお友達と仲良くなりたいです。よろしくお願いします!」

金曜日の夜中、バイクがブォンブォンなる広場に、天 使 こ う り ん

スタイル良くて黒髪さらさらでロ*顔の高校生に、当時の私子はすごい衝撃を受けたのを覚えている。
清純派アイドルが好きだった私子のど真ん中クリーンヒットだった。

私「え?おかしくない?可愛すぎない?犯*じゃない?」
松「可愛いだろう。ふわっふわだろう。犯*だろう。」

いつも渋い顔をしている松男がデレデレ。さえは人と話すのが苦手なようで、
松男が一方的に話しかけている印象をもった。

松男いわく「極度の恥ずかしがり屋で人見知り」らしいが、私子は必氏で話しかけた。

私「さえゃんっていうんだ!お姉さんね、あ、何か食べたいものある?寒くない?
はい上着!こんな夜遅くに外出して大丈夫?危ないよ!危ないよ!!」

最初はきょどきょどしていたさえも天使の笑顔を見せてくれるようになり、
ねえさんねえさんと慕ってくれるようになった。


103: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 19:49:29 ID:csMjWdhw0
紫煙

104: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 19:49:42 ID:B+H0bHp+0
天使が実は悪魔だった展開か?
wktk支援


105: 3/9 2009/10/02(金) 19:50:54 ID:ces+OfjuO
支援ありがとう!

さえは有名お嬢様校に通っていて、家庭もきちんとしているらしかった。

私「なんでさえゃんは松男君と付き合ってるの?どこで知り合ったの?」
さ「松男君とは幼なじみなんです。学校がつらい時、いつも松男君が慰めてくれるんです。」
私「そうなんだ…松男優しいもんね。学校つらいの?」
さ「はい…昨日学校の窓ガラス割っちゃった時も、」
私「∑(゜Д゜)」


私「さえゃんは何が好きなの?」
さ「音楽が好きです!」
私「どんなのが好きなの?」
さ「ストーンズ!あと泥臭い邦楽が好きです!吐き気がするほど~ロマンチックだぜ~♪」
私「なにその歌w可愛いw」
私「∑(゜Д゜)(検索後)」

見た目と真逆な破天荒な話で笑わせてくれる、グループの癒し的な存在になった。
彼男、私子、松男、さえでよく遊んだ。彼男もさえを可愛がっているようで仲が良かった。


106: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 19:51:39 ID:A0xgHmEpO
初リアルタイム④

108: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 20:04:57 ID:kwZUbnPg0
支援


110: 4/9 2009/10/02(金) 20:17:11 ID:ces+OfjuO

ある日の夕方、駅前で5人の女子高生に囲まれているさえを発見。

私「やっぱり制服も可愛い…」
松「だろ?だろ?あのスカートと革靴…たまらないだろ?」
彼「さっさと助けに行けこの変どもが」
近づいて行くともう一人、さえの親友のかなも囲まれていた。

ブサ1「あんたさっきちら見したよね?土下座しなよ」
ブサ2「うちらにガンたれるとかなくな~い?なくなくな~い?」
ブサ345「なくなくな~い」

ここでさえが私子たちが近づいて来るのに気づく。下を向いて何かしてると思っていたら、
松男にメールが届く。「すみません私の問題なんで自分で解決します。口ださないで下さい。」

松「だってさ。」
私「だってさ。じゃない!さえゃん危ない!助けに行く。」
松「まぁまぁここで見て危なくなったら俺らが行くから。」

その時はえ?と思ったが、とりあえず声が聞こえるくらいの位置で見守ることにした。

111: 4/9 2009/10/02(金) 20:18:07 ID:ces+OfjuO
ブサ「何余裕こいて携帯触ってんの?あんたバカァ?」
か「アスカか。」
さ「本当に、ちら見してないです。あなたたちが何を言っているのか分からないんですが。」
ブサ「だからさぁ。傷ついたから謝ってって言ってんの。分かりましゅかぁ?」
か「さえ、もう帰ろう。この人たちおかしいよ!アホ相手にしたらだめだってば!」
ブ「あ?おまえ黙れブサ!」

ブサ軍団がかなを突き飛ばした。しりもち着くかな。

その瞬ブサ1が吹き飛ぶ。自転車にぶつかってうずくまブサ。何が起こったのか分からなかった。
ブサ2の襟元をつかんで倒しコンクリートに顔を押さえつけるさえ。あ、やばい。キレてる。

さ「謝ってください。早く謝ってください。」
か「さえ!さえ!さえゃん!大丈夫!私大丈夫!」

さえの反撃が止 ま ら な い

慌てて止めに行く松男とポカーンとしている彼男。ちっていブサたち。パニックなかな。緊張がとれて胃痙攣になるさえ。くの字にうずくまって泣いているさえを見てなぜか泣き出す私子。駅前カオス状態。

112: 5/9 2009/10/02(金) 20:19:16 ID:ces+OfjuO

その後、虎の中でさえは一目おかれるようになり、さえファンも増えて穏やかな毎日を過ごしていた。

私「さえゃんともうキスした?」
松「もっとオブラートに包んだ言い方はないのか」
私「さえゃんとどこまで?」
松「…」

松男の話によれば、高校生とそういうことをするのは犯*だし
今はさえを大切にしたい気持ちが大きいので何もしていない。

松「したくないと言えば嘘になるけど。待つ。」
私「偉い!ただのロ*コンかと思ってた。見直したぞ!」
松「…おまえこそ彼男と最近どうなんだよ。」

その頃、彼男からの連絡が減り私子は浮気を疑っていたが、
バイトを増やしたという言葉を信じ、強く言えなかった。彼男は集まりにも参加しなくなった。


114: 6/9 2009/10/02(金) 20:20:12 ID:ces+OfjuO

忘れもしないクリスマスの三日前。たまたまさえに会った。

松男の祖母は末期ガンで自宅療養をしていた。松男はおばあちゃん子で、
いつも掃除やらなんやらを手伝いに行っていた。家が近所なのでさえのことも知っていて、
さえ一人でもよくお見舞いに行っていた。

その日もプリンを作って持って行った帰りだと話していた。

さ「そういえば…最近よく知らない人から電話があって気持ち悪いんです。」
私「そうなの?心当たりは?」
さ「うーん…文句言おうと思って出たらハァハァって声がするんです。」
私「変だそれ変だ。着信拒否しなきゃだめだよ!」
さ「はい!」

夕方、雨に濡れた私子は早めのお風呂に入り、家でくつろいでいた。突然かなから着信。

か「さえと連絡とれないんですけど今どこか知りませんか?」
私「え?二時間前くらいに会ったよ。」
か「映画見に行く約束してたのに…どうしたんだろ。」
私子、非常に悪い予感がする。松男に電話。松男が出ない!!急いで着替えて駅にいるかなと合流。

か「さえからメール!!」
私「なんて?!」

「花火 怒られた 倉庫」

続けてもう一通送られてきた。

「あぶない かなくるな 松男君 よんで」
私・か「…」


115: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 20:20:46 ID:RbkR35Ep0
お、やっと修羅場か?

116: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 20:21:24 ID:/6DdqbLOO
しえん壁|ω・)


117: 7/9 2009/10/02(金) 20:23:17 ID:ces+OfjuO

かなを無理やり帰らせ、虎の仲間に連絡をとる。夏に花火をして
警察に怒られた場所の近くにある倉庫。ドラマのような場所にみんなで向かう。
松男とはまだ連絡がつかない。

重い扉を開けると、これまたドラマのようにしばられたさえと狼の数人、そして彼男。

私「!?彼男何してんの?あ、先にきてたの?」
あほな私子はまだ彼男が助けに来てくれていたと思っていた。

ここから彼男のターン
ずっと松男が嫌いだった。少し顔がいいからってみんなちやほやするのはおかしい。
あいつは偽善者だ!俺のほうが頭もいいし人脈もある!なのにどうしてあいつは処*と付き合えて
俺の彼女はヤ*マ*なんだ(私子は彼男が二人目)
俺はさえが好きだし、さえも俺が好きなのに松男に騙されてる。
みんなで狼にうつって一緒に松男を倒そう!

こんなことをひたすら叫んでいた。こんな奴を好きだったなんて…とショックを受ける私子。

118: 8/9 2009/10/02(金) 20:24:46 ID:ces+OfjuO

私「松男と仲良かったし、高校からの友達でしょ?もういいから早くさえゃん離してよ!」
彼「あいつ俺がちくったから高校辞めさせられたんだぜ。
引ったくりしたの見たって言ってやったwざまぁみろw」

さ「ふざけないでください!」さ「松男君がどれだけ高校楽しかったか。辞めたくなかったか。
いつもいつも話してくれるのに。くず人間!人間くず!」

さ え ち ゃ ん 覚 醒

彼「もう可愛いなwさえは俺の彼女なんだからw黙れw」

彼男、目がイっちゃってました。虎のみんなぶちキレ。
狼とこれまたドラマみたいな殴り合いになる。
私子、急いでさえを助けようとするが、彼男がさえを引っ張る。

私「さえゃんに変な電話してたのも彼男でしょ!」
彼「ラブコールだしw」
さ「あなた本当に気持ち悪い。私子さんに申し訳ないと思わないんですか?
いい歳して恥ずかしくないんですか?」
彼「だまれ!!!」

殴られるさえ。応援に来てくれた虎の仲間たちにぼこぼこにされる彼男。
狼グループがみんな逃げていき、ぐるぐる巻きにされた彼男と虎グループ15人くらいが残った。


119: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 20:25:21 ID:IA3lHc6z0
彼男最低だな支援

121: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 20:26:18 ID:B+H0bHp+0
すげえ展開だな、支援


122: 8/9 2009/10/02(金) 20:27:41 ID:ces+OfjuO

彼「離せ!松男はどこだ!俺はそそのかされたんだ!」
虎「さえゃん、煮るなり焼くなり、どうにでもどうぞ。」
さ「いえ、暴*じゃ何も解決しません。」

パシッ!平手打ちの音が響く。

さ「松男君はどこですか?」
彼「俺本当に知らないって!」

パシッ!

さ「松男君はどこですか?」
彼「本当だって!俺も電話で呼び出そうとしたけど出ないんだって!」

パシッ!パシーン!

さ「松男君が来ないわけない。今どこにいるんですか?」
彼「本当に知らないって!逃げたんじゃねw俺が怖くてw」

彼男は本当に知らないみたいなのでさえを止める。とりあえず解散し、
彼男には二度と私子たちに関わるなと釘をさしておいた。

123: 9/9 2009/10/02(金) 20:28:31 ID:ces+OfjuO

次の日の夕方、やっと松男と連絡がとれた。
私「なんで昨日電話に出なかったの?大変だったんだよ!!」
松「え?何が?」

事情を聞けば、さえが松男の祖母のお見舞いから帰ったあと
松男もお見舞いへ→祖母が倒れる→病院→危篤状態
携帯の電源も切った状態だったらしい。
昨日のことを泣きながら話す私子。とりあえず会うことになり、喫茶店へ。

私「本当にごめんなさい。」
松「いや私子が謝ることじゃないって。みんな彼男の被害者だし。あいつは一生許さない。」
私「あ!さえゃん、松男が来なかったからまだ心配してるよ!呼んで事情話そう!」
松「…いや、考えたんだけど、祖母のことは黙っておいてほしい。」

その場に行けなかった事実は変わらないから。という松男らしい答えだった。

その後、ぎくしゃくした関係に耐えられなくなり、さえが別れを切り出し破局。
「もう彼氏は一生いらない」と泣くさえを見て、小説のようにうまくはいかないんだと私子も号泣。

長いのに最後まで読んでくれてありがとう。3年前のことなのに昨日あったみたいに覚えてる。
そして今だに後悔してます。

松男は親戚の仕事を手伝いに千葉へ。私子は大学を受け直すため浪人中。
彼男は知りません。さえは無事大学に入り関西へ。
今でも仲が良くて電話したら嬉しそうに近況を話してくれます。

以上です。読みにくくてすみません。


124: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 20:30:04 ID:B+H0bHp+0
天使は天使のままだったか…さえ良い子だ

125: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 20:32:42 ID:IuMQILx80
さえゃんと馬鹿彼男がくっつく展開じゃなくてホッとした・・・

126: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 20:33:57 ID:OmxXRro00
ここまで読まなかった

127: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 20:35:43 ID:ZttQoVlJ0
珍走団のくせに典型的な処*厨かw


   _, ,_  <暴*じゃ何も解決しません!
( ・д・)      バシッ
  ⊂彡☆))Д´)

128: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 20:40:09 ID:gPder4q4P
>>127
そこ気になってたwww

129: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 21:04:06 ID:3QL8pOir0
投稿お疲れ様!やばいさえゃんツボすぎるw
松男もいい男なのに、その二人が別れたのは切ないなぁ

130: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 21:31:28 ID:WxZHzUS80
さえと松男やりなおしてくれんかな。
せめて誤解は解けてるといいんだがな


164: 101 2009/10/03(土) 02:29:21 ID:YbPDyVsVO
>>130
さえはまだ松男の祖母について知りません。私も口止めされているし、今更言いにくくて。

ではロムに戻ります。ありがとうございましたー!


132: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 22:26:59 ID:M3DFjNXZO
さえって危ない女だな
メと結婚してもいいことはなにもないぞ
と経験者の俺がいっておく
いい選択だったとおもうぞ

133: 恋人は名無しさん 2009/10/02(金) 22:32:03 ID:5SXKf8M7O
たんぱん(;´д`)

引用元: ◇修羅場◇part85








コメント一覧

    • 1.
    • 名無しのおにひめちゃん
    • 2013年12月25日 09:56
    • スターリンって、泥臭い邦楽なのか・・・?
    • 2.
    • 名無しのおにひめちゃん
    • 2013年12月26日 09:00
    • 暴*じゃ何も解決しません→パシッ!の流れが
      「なんでこうも簡単に人をコ口せるんだよ! タヒんでしまえ!」
      みたいでワロタw
    • 3.
    • 名無しのおにひめちゃん
    • 2013年12月26日 10:47
    • カミーユかよw
      それにしても読みづらいな
      あと私子って表記が気になって気になって
    • 4.
    • 名無しのおにひめちゃん
    • 2013年12月27日 12:38
    • 「階級制度」は無くても、自然と同レベルの人間同士が関わり合いを持つようになるんだなあ
    • 5.
    • 名無しのおにひめちゃん
    • 2014年01月01日 00:22
    • 真相暴露っちゃえば分かれなかったんじゃね?

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 

※試験的に、コメントを即時反映制にしました!
ただし過激な単語や内容に関しては、修正・削除することもありますのでご了承下さい。


コメント欄にてレスアンカーのポップアップ機能を追加しました!\(^o^)/