引用元: 涙が出るほどいい話


731: 癒されたい名無しさん 04/09/15 22:57:26 ID:AuwkFSm3

13〜4年前、俺は親元を離れて一人暮らしの大学生…という名のロクデナシだった。 

自己愛性人格障害の父親に反発しつつも影響をモロに受けプライドばかり高く、 
傲慢さを誇りと取り違え、感謝の気持ちを知らない鼻持ちならない香具師だった。 

そんなとき俺は交通ジコを起こした。原付で90歳の爺さんにぶつけてしまった。 
夜中とはいえ横断歩道を渡っていたのに直前まで気が付かなかったこちらのミス。 
地元の名士だったらしく、集まってきた付近の住民たちが口々に俺を責め立てる。 
救急車で運ばれる爺さん。オタつきながら俺はこう考えていた。 

「これで前科者か?どうしよう…」「シんじまったら補償が…」下衆だった。どうしようもなく。 

一緒に走っていた友人に付き添われ、逃げ出したい衝動を堪えつつ病院まで付いていった。 

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